【出産体験】実際に経験してわかった無痛出産の『痛み度』をレポート!

妊娠・出産

無痛分娩の出産をした私の実体験をすべて書きました!これから無痛分娩をご検討される方の参考になれば幸いです。

小さい時から痛いのが苦手で、痛みを極力避けて生きてきた私が無痛分娩で経験したの痛み具合の実体験をお話します!無痛分娩でもどれくらいの痛みを伴うのかを赤裸々にお話します。

この記事の目次

無痛分娩ってどんな出産方法なの?

無痛分娩とは、出産の際に麻酔をかけることによって出産の痛みを和らげる(無痛にする)出産方法のことです。
一番のメリットは生きてる中でトップクラスに痛みを伴うと言われる陣痛を和らげることができます。しかし、その分費用が普通の出産の1.5倍近くかかるというデメリットも存在します。

また、無痛分娩は麻酔によって陣痛の痛みを抑え、出産時の痛みをほぼ取り除くことができるので出産後の体の回復が早いことでも知られています。
痛くない出産方法だとしても、無痛分娩で現在主流になっているのは「硬膜外麻酔」という方法で、これは背中から針を刺して硬膜外腔と呼ばれる脊髄神経を包む膜の外側に、カテーテルを入れます。実は一番痛いのはこの麻酔を打つ時だったりします。

この記事では痛みに弱い私が、独自の痛みレベルを記載しながら無痛分娩の出産について体験談をレポートしていきます。

無痛分娩の費用感は?

一般的な自然分娩の出産費用の平均が50万5,759円と言われていますが、無痛分娩は自然分娩の費用に約10〜20万円プラスされるのが平均的なようです。
(以下相場感の表↓↓)

以上のように自然分娩と比較すると無痛分娩は基本高額となります。
特にセレブ産院と言われる産婦人科で無痛分娩を行うと数百万円を超えることはザラです。

ちなみに私は産院御三家(愛育、山王、聖路加)と言われている山王病院の新館に内にある「山王バースセンター」で120万円以上する無痛分娩を経験しました。
詳しくは下記の章で書いていきます。

どの病院で産んだの?

私は都内に在住していることもあり、比較的近くになる港区青山にある『山王バースセンター』で出産しました。

山王バースセンターは都内御三家産婦人科と呼ばれるセレブ病院で、出産費用だけ最低でも120万円以上!しかも健診や出生前診断の費用等も含めると軽く160万円以上かかかりました。

山王バースセンターの出産レポートについては下記の記事で詳しく書いていますので、ぜひ読んでみてください!

どうしてこのようなセレブ病院で無理してでも産みたかったのかというと、妊娠中から出産後までの『安心』という保険を買いたかったからです。
一般的な産院で、出産時に合併症などの事故が発生した際に緊急対応ができず母体のママも、赤ちゃんも命の危機に貧してしまうことがあるそうです。

しかし、この山王バースセンターは隣の山王病院の各診療科と連携されているため、妊娠中や出産後にもしもの事が起きた際もすぐに診てもらえるという安心感がありました。
もちろんそのための費用対効果が適しているのかと言われると、それでも高すぎる気がしますが…。

一回の出産費用で、3人産めちゃうしね…

費用感だけで選ぶのももちろんありですが、万が一のリスク面も考慮した上で費用感と照らし合わせて病院を選ぶことをオススメします。

最初想定していた金額の3倍以上したのでビックリしました!奥さんが無痛分娩をご希望の旦那さんは覚悟が必要ですよ(笑)

よく聞かれる無痛分娩のデメリットや後悔について

無痛分娩のデメリットとして、高すぎることや痛みを伴わない出産のせいで母親とのしての自覚を持てないと言われることがあります。
主に無痛分娩での出産でデメリットとされていることは以下の7点が上げられます。

  1. 費用
  2. 低血圧
  3. 器械分娩率の増加
  4. かゆみ
  5. 発熱
  6. 吐き気・嘔吐
  7. 出産した実感を持ちにくい

1、費用

やはり自然分娩と比べるとどうしても高額になってしまいますし、何人か産むことを想定しているとしたら、最終的には数百万円の差が発生してしまうことは非常に大きなデメリットかと思います。

2、低血圧

まれに無痛分娩の際の麻酔によって低血圧が起こり、ママや赤ちゃんに大きな負担がかかってしまうことがあるそうです。
私は全然そういうことがなかったですが、リスクとして事前に頭に入れておく必要があると思います。

3、機器分娩率の増加

陣痛が微弱になり、器械分娩の確率が上がるそうです。実際に私も部分的に吸引分娩となりました。しかし、子供に大きな影響は生じませんでした。

4、かゆみ

麻酔の副作用で私はお腹に痒みが出ました。麻酔が入ってから出産するまで痒みは続きましたが、痛さに比べたらなんてことなかったです。

5、発熱

体の倦怠感とともに37.8度の熱が出ました。少し頭痛がして暑いなという感じで、普通の風邪のような感覚でした。

6、吐き気・嘔吐

この吐き気は本当にいきなり来ます。実際に麻酔を入れてもらってから出産するまで2度嘔吐しました。麻酔を入れる前から何も食べられないので嘔吐するのもキツかったです。突然嘔吐するので気持ち悪いなと思ったらすぐに助産師さんに伝えることをオススメします!

7、出産した実感が持ちにくい...?

自然分娩派の人たちからこのようなことを言われることがありますが、私は全くそんなことはありませんでした。
妊娠するまで少し時間が掛かり色々な想いがありました。それから約10ヶ月も不安になりながら自分を犠牲にしてお腹の中で育てた赤ちゃん。やっとのことで会えた我が子は可愛くて仕方ありません!
望んだ妊娠をしている方なら、ここは特に気にしなくて大丈夫だと思います。

結果

実際に無痛分娩で出産してみて結果的に無痛分娩を選択してとても良かったと思っています。麻酔を入れるまでの初期の陣痛や麻酔を入れるときの注射の痛みはありましたが、寝ている間に子宮口が全開になり分娩できる状態になるまで全く痛みはありませんでした。出産後も身体的、精神的な部分での回復も早く出産に対して怖さを感じずに産むことが出来ました。育児はもちろん大変なのですが我が子は毎日とっても可愛く、愛しいです!!

出産レポート。実際どれくらい痛いの?

私は計画無痛分娩で出産予定でしたが、入院予定日の2日前に陣痛がきて病院に行ったところ子宮口が約3センチ開いていた為入院となりました。
ここでは生理痛の痛みと比較した【痛み度】を★の評価で採点していきます。

私の生理は結構重く、痛み止めを飲まないとベッドから動けなくなるレベルの生理です。
その生理痛レベルを★1としたときの評価をしていきます。

19時頃:陣痛開始!【痛み度:★★☆】
等間隔の腹痛。(8〜10分)重い生理くらいの痛みで、痛みがきた時はずっと横になっていないと辛い状態。

21時頃:陣痛〜病院到着【痛み度:★★☆】
病院に到着。陣痛時から出産・回復までを行えるLDR室に行きお腹にモニター、心電図、血圧計、点滴を付けてもらいました。

21時半頃:麻酔の痛み!【痛み度:★★★】
麻酔科の先生が到着し麻酔を入れてもらいました。無痛分娩の麻酔を打つために背中に麻酔をして、その後に無痛分娩の麻酔を打たれました。その2つの注射は「うっ」と声が出くらい痛みがありました。その後10分たたないうちに麻酔が効いて陣痛を全く感じなくなりました。その後も痛みを感じた時には自分でスイッチを押して麻酔を追加することが可能でした。麻酔の入れ過ぎがないように制御装置が付いています。
麻酔の副作用でお腹に痒みが出て、下半身に力が入らなくなったため尿はカテーテルを入れて導尿してもらいました。麻酔が効いているため痛みはありませんでした。

0時半頃:入院〜睡眠【痛み度:☆☆☆】
助産師さんが来て、状態を確認し導尿。頭がぼーっとして気持ち悪さ少しあり、お腹の痒みも引き続きありました。

7時頃:出産に備えて【痛み度:☆☆☆
助産師さんの診察。導尿して尿検査。子宮口を確認してもらい、子宮口が全開になっていると言われました。寝ているときにお産が進んだのですが、全く痛みはなく眠ることが出来ました。赤ちゃんの頭の位置も高く、破水もしていなかったため日勤の先生が来るまで待つことになりました。
麻酔の副作用で水を飲んでからいきなり気持ち悪くなり嘔吐。熱は37.8度あり体の怠さがありました。

10時診察:出産直前【痛み度:☆☆☆
医師の診察。主治医の先生はお休みの日だったため、別の女性の先生が担当してくれました。人工破水させ、初めての促進剤投与。痛みは全く感じませんでした。分娩が進むようにあぐらで座り、このままいくと11時頃には産まれると言われる旦那に連絡しました。LINEでやりとりが出来るくらい余裕がありました。

10時半頃:いざ出産!【痛み度:☆☆☆
気持ち悪くなって1度嘔吐。
促進剤を追加で投入。助産師さんが分娩台の準備をして、先生と助産師さんといきむ時のやり方を教わって、お腹の張りが来たタイミングで6回程いきんで子オニくん誕生!子オニくんも自分で出てこようとして頑張ってました!
外に出てきてすぐに泣いた!伸びがよく会陰切開もせずに済みました!
子オニくんの処置が終わってすぐ抱っこ出来ました。ほんとに私のお腹から出てきたの??とまだ不思議な感じがありました。子オニママは2時間ほど経過観察でそのままベットに。子オニくんは一旦、新生児室へ行きました!

13時頃:出産直後【痛み度:☆☆☆
子オニママは病室へ。今日初めての食事を取って子オニパパも面会に来ました。子オニパパと子オニくんの初対面!!恐る恐る抱っこしていました(笑)2時間の面会が終わって子オニパパは帰宅。子オニくんを助産師さんに預けて一旦寝ました。
※コロナじゃなかったらパパ面会時間ももっと長く取れるみたいです。

17時頃:術後【痛み度:★☆☆ 
子オニママ、爆睡していたため助産師さんに起こされて(笑)歩行練習、トイレ確認をしました。立ち上がる時に倒れる人もいるため慎重にと言われました。歩く時はお股に違和感。排泄も痛みはないものの、少し怖かったです。歩行、排泄ともに問題なかったのでやっと麻酔と点滴の針を抜くことが出来ました。背中と腕に針が刺さっているのは違和感もあり少し痛かったです。

不安もありましたが、いざ出産の時が来たらなんとかなります(笑)
心の準備ができないまま出産を迎えましたが、先生や助産師さんのサポートがあり痛みのない順調すぎるお産となりました!!

全く痛くない安産のために準備・努力したもの

兎に角、痛みのない出産がしたい!それを一番に考えて出産に向けて準備をしていました。努力の効果もあり会陰切開なく出産できたので本当に痛みがありませんでした!
効果が出るかどうかは個人差があると思いますが、実際に行っていたことを紹介するので参考になればと思います。

肌の保湿
妊娠中は兎に角、肌が乾燥しやすい!!顔や手足の保湿ももちろん、妊娠線が出来ないようにお腹や胸、お尻にボディクリームを塗っていました。毎日念入りに塗っていたので妊娠線はできませんでした!それにプラスしてオススメなのは足は浮腫みやすいので引き締めクリームを塗って寝る時にはメディキュットを履いていました。毎日のケアをするのとしないのでは次の日の肌の状態が全く違うので基本的な保湿はしたほうが良いと思います。

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②ラズベリーリーフティー
安産のお茶として知られているお茶で妊娠8ヶ月から飲めるため、8ヶ月になってから毎日1〜2杯ずつ飲んでいました。私が購入したのはAMOMAさんのものです。パッケージがとても可愛く、妊娠〜産後までサポートしてくれる商品があり信頼できそうなメーカーさんだったのでこちらのものを購入しました。癖もなくとても飲みやすかったので、続けて毎日飲むことが出来ました。

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③ストレッチ
元々お風呂上がりにストレッチを行っていたのですが、妊娠中も続けていました。股関節のストレッチを中心にゆっくりと前屈や開脚を行っていました。テレビを見ながら気軽にできたので無理することなく続けることが出来ました。骨盤底筋を柔らかくすることで尿もれを防ぐことにも繋がるのでやって損はないと思います。

④マタニティヨガ
コロナ禍でヨガに通うのは感染のリスクもあったので自宅でマタニティヨガをしていました。YouTubeにマタニティヨガの動画も多くあったので、自分に合ったものを探して行っていました。自宅で行えるので、人目も気にならずパジャマのままでも出来たので良かったです。意外にキツい体勢もあったのでお腹が張ったら必ず休むことも大切です。

⑤会陰パック
出産でどうしても避けたかったのは会陰切開でした。お股を切るなんて考えただけでも無理!!!怖い!!!なので会陰パックは行っても良いと言われている妊娠8ヶ月に入ってから2日〜3日に1回していました。会陰パックの方法はとても簡単でカレンデュラオイルをコットンに浸して会陰部に当てるだけ。私はショーツにオイルがつかないようにおりものシートを着けていました。肌のスキンケアと一緒で継続が大切と言われているので、会陰パックは出来るだけ続けたほうが良いと思います。切開をしたとしても傷の治りが早くなるそうです。

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⑥スクワット
出産は体力が必要なのでできるだけ運動をしたほうが良いと健診の時に言われていましたが、外に出るのが面倒で(笑)自宅でできるスクワットを気づいた時に行っていました。お腹が大きくなってからは膝に負担がかからない程度に10回を1日に何度か行っていました。お腹の重さがあるので、少ない回数でも大変でした。

妊娠中は生活しているだけで体が重く大変なので兎に角、無理をしないでマイペースにしていくことが一番だと思います!!あとはストレスを溜めないように生活していくことも大切だと思います。

産後の痛みは?どんな痛みがあるの?

出産後、数時間は麻酔効果が続いていたので当日の夕方までは痛みはありませんでした。しかし、無痛分娩でも避けられない痛みはいくつかありました。

①後陣痛【痛み度:★☆】
出産の当日から後陣痛を経験しました。重い生理痛のような痛みがありましたが、ロキソプロフェンが処方されたため痛みは緩和できました。何日かはお腹の痛みで夜に目が覚めましたが、我慢できる痛みでした。

②お股の痛み【痛み度:★★☆】
会陰切開はしなかったものの、赤ちゃんが出てきたお股はヒリヒリした痛みが約1週間程続きました。座る時にはドーナッツクッションがあったほうが楽に座れました。歩く時はペンギン歩きみたいになりました(笑)排泄時はトイレットペーパーが当たると若干痛いのとウォシュレットを使うように言われるのですが若干痛いので最初は恐る恐るしていました。

無痛分娩の痛かったランキング

初産で無痛分娩を経験したので自然分娩の大変さや痛みはわからないのですが、痛かった順に出産内容をまとめてみました!

1位:麻酔を入れる時【痛み度:★★★】

2位:陣痛【痛み度:★★☆】

3位:後陣痛【痛み度:★★☆】

3位:出産後のお股の痛み【痛み度:★☆☆】

5位:麻酔、点滴の針が刺さっている状態の時【痛み度:★☆☆】

最後に…

私は無痛分娩を選択して本当に良かったです。産んですぐに2人目が欲しい!と思えるくらい余裕がありました。費用はかかりましたがその価値はあると思います。
赤ちゃんも大事ですが自分の体も同じように大事です。リスクやデメリットも勿論あるので考え方は様々だと思いますが、私は無痛分娩で痛みがほとんどない出産ができました!
痛いのが苦手な私が全然平気だったので、同じように苦手な方や出産が怖い方はぜひ、無痛分娩という選択肢を考えてみてください。

ちなみに!無痛で出産すると負担が少ない分、奥さんが綺麗でい続けられるらしいですよ。
旦那にとっての一番のメリットかもしれません!

『我が家の子オニ』のインスタはコチラから!

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